パーマリンクとはブログ記事の投稿やカテゴリーなどの一覧ページの URL のことです。
WordPressに慣れているユーザーにとっては、基本となる設定なので構築作業の流れとして設定していることだと思いますが、これから始めようと考えている人は、どのような構造にするのか検討しておきましょう。
使い始めてまだ間がない人も一度見直してみましょう。
WordPressのパーマリンクの設定には下図のように、「基本」、「日付と投稿名」、「月と投稿名」、「数字ベース」、「投稿名」、「カスタム構造」という6種類の方法があります。
デフォルトでは「基本」の設定となります。
URLはシンプルなものがいいですよね。
ですから「基本」や「数字ベース」でも問題ありません。
しかし、SEOのことを考えると投稿する記事と関連があるキーワードが入っている方がいいと言われています。
どこまで反映されるかはわかりませんが、後で設定変更してURLが変わってしまうことのデメリットを考えると、最初からSEOのことも考慮しておいた方がいいかもしれません。
では、どの方法がSEOに最も適しているのでしょうか?
「日付と投稿名」、「月と投稿名」、「投稿名」を選択すると
記事を投稿する際、パーマリンクに記事のタイトルが反映されるようになります。
タイトルが日本語なら、日本語のままパーマリンクに反映されます。公開されたページのアドレスバーにも日本語で表示され、日本人にはわかりやすく、SEOの効果もあるのかもしれません。
しかし、このアドレスバーのURLをコピペすると… 例えば
http://www.aquacube.biz/わーどぶれすのぱーまりんく
は
http://www.aquacube.biz/%E3%82%8F%E3%83%BC%E3%81%A9%E3%81%B7%E3%82%8C%E3%81%99%E3%81%AE%E3%81%B1%E3%83%BC%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%8F
こんな風になってしまいます。(本当はもっと長いです。cssの設定上途中で切れています。)
SNSやメールでリンクURLをシェアする時にはちょっと困りますよね。
このような「投稿名」の入った設定にした場合、投稿時にパーマリンクを編集して書き換えることができます。
ですから
http://www.aquacube.biz/わーどぶれすのぱーまりんく
の場合、わーどぶれすのぱーまりんく をwordpress-permalink などのように書き換えてやれば、上の例のように長々とエンコードされることは無くなります。
SEO優先ならこれがベストの設定方法と言えるのですが、いくらSEOのためとはいえ毎回英訳して書き換えるのは面倒ですよね。
そこで、最低限のSEOも考慮しつつ手間いらずの設定にするなら「カスタム構造」にするのがいいでしょう。
AQUACUBEの場合、カスタム構造に /%category%/%post_id%.html と設定しています。
%category% を入れることで、カテゴリー・スラッグがURLにはいります。これにはカテゴリー設定でスラッグが英語表記になっていなければなりませんので注意が必要です。%post_id% はタイトルとは関係なくpostIDの数字です。
例えば、カテゴリーがwebdesign(親カテゴリーがblog)なら
http://www.aquacube.biz/blog/webdesign/4109.html というようなURLになります。
記事タイトルは含まれませんが、カテゴリー・スラッグのwebdesign という関連キーワードが含まれます。
これは、Wordpressのパーマリンク設定において、最低限のSEO対策という程度のことです。
(もっと他にいい方法があるかもしれませんのでご参考までに。この件に関してはたくさんの情報があると思いますのでご自身で調べてみてください。)
SEOに関してだけ言えば、「最良のSEOは、良質のコンテンツを配信する」ということに勝るものはありません。