ブルーアワー
夜と朝の狭間にある、青い時間
昼の賑やかさが去り、本格的な夜が訪れる前の、ほんのわずかなひととき。
空が深い藍色に染まり、街の明かりがぽつぽつと灯り始めるその時間を、私は密かに「思考をほどく時間」と呼んでいます。
今日という日をがんばった頭を少しだけ休めて、自分だけの静寂に浸る。
そんな「ブルーアワー」の過ごし方について、今日はお話しさせてください。
アクセス数が伸びたり、誰かと繋がったりする喜びの反面、心はどこか、ずっと走り続けているような感覚になることも。
だからこそ、空の色が変わり始める頃、私は意識してPCを閉じ、スマートフォンの画面を伏せます。
代わりに灯すのは、小さなキャンドルや、部屋の隅にある間接照明。
光を「落とす」ことは、そのまま心のボリュームを「下げる」ことにも繋がっていくような気がするのです。
お気に入りのマグカップに、ノンカフェインのハーブティーや温かい白湯を注ぐ。
立ち上る湯気を眺めながら、今日あった楽しかったこと、あるいは少しだけ上手くいかなかったことを、ただそのまま、お湯に溶かすように眺めてみる。
何かを生産することも、誰かの言葉を消費することもない。
ただ「お茶を淹れて、飲む」というグラデーションのようなグラウンディングの時間が、せわしなく動いていた心を、本来の自分のリズムへと引き戻してくれます。
完璧な夜になる前の、あの青い時間。
それは、今日を無事に終えられた自分への、何よりのご褒美なのかもしれません。
いつもより少しだけ早く画面を閉じて、部屋の明かりを落としてみませんか。
暗闇が優しく、あなたの今日を包み込んでくれるはずです。
それでは、心地よい夜を。